いぼっくい

意味

入り婿。居候。

由来/語源

筆者の仮説に過ぎませんが、「松陰嚢」と書いて、「松ふぐり」と読み、これが転訛して、「松ぼっくり」になりました。同様に、「入り陰嚢」が、「いぼっくい」に転訛したものかも知れません。また、「イヌノフグリ(犬の陰嚢)」という植物は、牧野富太郎博士が命名されたもので、昔は「ふぐり(陰嚢)」という言葉にあまり抵抗がなかったのだろうと推察されます。文責S・M

用例

あたやさんなんぼ、うっかたは、おなごきょでんすよむいめごあんで、はかもゆせんなならんで、いぼっくいきもした。(私は三男坊、家内は姉妹の長女ですから、墓守をしないといけないので、婿養子に来ました。)