しっのかたっ(しっのかたき)

意味

目の敵。不倶戴天の敵。不仲。

由来/語源

皮膚病の疥癬にかかると掻けば掻くほどに痒くなり、感染させた人を恨みたくなります。この疥癬を「湿瘡(しっがさ)」と言い、「しっのかたっ」は、「湿瘡」の約、「しっ」に「敵(かたき)」のついたものの転訛です。

用例

あんやっだけは、許しゃならん、しっのかたっじゃ。(あいつだけは、許せない、不倶戴天の敵だ。)