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鹿 児 島 弁 ネ ッ ト 辞 典 「わっぜか」

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  2. 「わ」から始まる鹿児島弁

わい
【意味】
 悪い
【由来/語源】
 「悪い」の転訛です。
【用例】
 「わいた、わいじゃ。(悪いのはお前だ。)」

わい
【意味】
 お前・君
【由来/語源】
 「我」の転義、転訛です。
【用例】
 どうねんこは、おいがわいがで、はずんもした。(同窓会は、俺がお前がで、盛り上がりました。

わい
【意味】
 割り・割る
【由来/語源】
 「割り」、「割る」の転訛です。
【用例】
 ゆ、こげなかたかとを、わいがらなったねー。(よくこんな堅いのを割ることができたねー。)

わいか
【意味】
 悪い
【由来/語源】
 「悪い」の転訛です。
【用例】
 あんた、えじわろじゃっど。つごんわいかこちゃ、ずるっ、あたいせえおしつくっとじゃんでや。(あいつはずるい奴だよ。都合の悪いことは、全部私に押し付けるんですよ。)

わいがうな
【意味】
 お前がこの!・この野郎!(喧嘩のときの啖呵)
【由来/語源】
 「わい」は、「我」の転義、転訛で、威嚇などに用いる二人称です。「うな」は、代名詞「うぬ(己)」に、格助詞の「は」のついた「うぬは」の転訛です。
【用例】
 わいがうな!なゆきしかゆっか。(この野郎!なにをほざくか。)

わいかん
【意味】
 割り勘
【由来/語源】
 「割り勘」の転訛です。
【用例】
 あたや飲まんとやっどん、やっぱいわいかんな。(私は飲まないんだけど、やっぱり割り勘ですか。)

わいだす
【意味】
 割り出す
【由来/語源】
 「割り出す」の転訛です。
【用例】
 こんごら、防犯カメラで犯人を割いだっで、わいこちゃでけんど。(この頃は、防犯カメラで犯人を割り出すから、悪いことは出来ないよ。)

わいどぶし
【意味】
 ワイド節(徳之島の闘牛を歌った新民謡)
【由来/語源】
 「ワイド」は、徳之島の言葉で、「わっしょい!よくやった!」の意味です。
【用例】
 ワイドぶしゃ、昭和53年にでけた、にか民謡じゃしと。(ワイド節は、昭和53年に出来た新民謡なんです。)

わいどん
【意味】
 お前たち
【由来/語源】
 「我共」の転義、転訛です。
【用例】
 わいどんなないしちょっか!(お前たちは、何をしてるんだ!)

わいな
【意味】
 割りに
【由来/語源】
 「割には」の転訛です。
【用例】
 たっかわいな、んもね。(高い割に美味しくない。)

わが
【意味】
 自分・我
【由来/語源】
 「我」の意味です。
【用例】
 わがわが、きこんきおといやったもんせ。(各々のご自由にお取り下さいませ。)

わがえ
【意味】
 我が家
【由来/語源】
 「我が家」の転訛です。
【用例】
 わがえもどいちたとか、いっき電話をせいよ。(家に帰り着いた時は、直ぐに電話をしなさいよ。)

わかか
【意味】
 若い
【由来/語源】
 「若い」の転訛です。
【用例】
 若かとか良かったいどん、こんごら、つんぶしがいとして、ヘッち立っちゃがいがないもはん。(若い時は良かったんですが、この頃は、膝が痛くて、サッと立ち上がれません。)

わかづくい
【意味】
 若作り
【由来/語源】
 「若作り」の転訛です。
【用例】
 あのっさあは、わかづくいしちょいやっどん、70じゃっちよ。(彼の方は、若作りされているけど、70歳だってよ。)

わがむん・わがもん
【意味】
 我が物
【由来/語源】
 「我が物」の転訛です。
【用例】
 わがもんな、名前をけっじけよ。(自分の物には、名前を書いておけよ。)

わかるっ
【意味】
 別れる
【由来/語源】
 「別れる」の転訛です。
【用例】
 あんしゃ、みといさけんたんび、「わかるっ。」ち、そどをしやいがなあー。(あの人達は、夫婦喧嘩の度に、「別れる。」と、騒動をするよねー。

わかれ
【意味】
 離婚
【由来/語源】
 「別れ」の転義です。
【用例】
 ぼのわかれ(棒の別れ)とは、素気無い別れのことです。

わかれそど
【意味】
 離婚騒ぎ
【由来/語源】
 「別れ騒動」の転訛です。
【用例】
 ◯◯さあやだ、わかれそどで、ゆべはけいさっが来たげな。(◯◯さんのうちは、離婚騒動で、昨夜は警察が来たそうだよ。)

わかれん
【意味】
 別れない
【由来/語源】
 「わかれない」の転訛です。
【用例】
 こどんがおったっで、別れんほがよかたっど。(子供がいるんだから、別れない方がいいんだよ。)

わかん
【意味】
 湧かない
【由来/語源】
 「湧かない」の転訛です。
【用例】
 みっのすっが、ちごたとじゃろなあー。ふとかなえかああと、みっがわかんごなした。(水脈が変わったんでしょうね。大地震の後、水が湧かなくなりました。)

わけ
【意味】
 若い
【由来/語源】
 「若い」の転訛です。
【用例】
 しょてを持ったばっかいのふたやわけかんで、ないもわかいもさんとお。おとさん、しったもんせよ。(所帯を持ったばかりの二人は若いので、何も分からないんですよ。お父さん、してあげてくださいよ。)

わこ
【意味】
 若く
【由来/語源】
 「若く」の転訛です。
【用例】
 あんおばさんなわこしちょいやんどん、くんじゅじゃっちいやんさお。ひったまがった。(あのおばさんは、若くしていらっしゃるけど、九十歳だって言いますよ。びっくりしました。)

わこし
【意味】
 若い
【由来/語源】
 「若(わか)し」の音変化です。
【用例】
 まだわこし、たもいがならん。(まだ若くて、食べられない。)

わこなしつろ
【意味】
 正月の挨拶語
【由来/語源】
 直訳すると、「若くなられたでしょう。」です。「わこ」は「若く」、「ないやし」は「なられた」、「つろ」は「でしょう」です。元旦の朝に初めて汲み、神棚に供える水を「若水」と言い、また、新しい年を迎えて、気持ちも若返りますね。という、薩摩の先人の洒脱な表現です。 
【用例】
 わこないやしつろ。

わざい・わざいか
【意味】
 凄い・怖い・おそろしい
【由来/語源】
 「業し」の転訛です。
【用例】
 んにゃんにゃ、たまがった。わざいもんじゃっど。(これはこれは、びっくりした。凄いものですよ。)

わざき
【意味】
 故意に・わざと
【由来/語源】
 「態(わざ)きに」の転訛です。
【用例】
 わざきしたとじゃなかんでな。(わざとしたんじゃないですからね。)

わさわさ
【意味】
 わだかまりのないさま
【由来/語源】
 古語「わさわさ」の「陽気なさま」の転義か、竹を割ったようなサッパリしたさまを、オノマトペで表したものかと考えられます。
【用例】
 わさわさした人じゃっで、ここやすつっきょがなっ。(サッパリとした人だから、気安く付き合うことができる。)

わするっ
【意味】
 忘れる
【由来/語源】
 「忘れる」の転訛です。
【用例】
 ぼやしなったもんじゃ。いっきわするっこっが。(衰えたもんだ。すぐに忘れることが。)

わすれん
【意味】
 忘れない
【由来/語源】
 「忘れない」の転訛です。
【用例】
 おはんがこちゃ、忘れんでな。げんきしちょいやんせよ。(あなたのことは、忘れませんからね。元気にしていて下さいよ。)

わぜ
【意味】
 凄い
【由来/語源】
 「業(わざ)し」の転訛です。また、「災いし」の転訛説もあります。
【用例】
 わぜかんないがおてたどなあー。(凄い雷が落ちたよねー。)

わた
【意味】
 内臓
【由来/語源】
 「腸(わた)」の意です。
【用例】
 塩辛いすっで、とんきゅんわたは、うっせじ、とっちけよ。(塩辛にするから、ヤリイカのワタは取っておけよ。)

わたい
【意味】
 渡る・渡り
【由来/語源】
 「渡る」、「渡り」の転訛です。
【用例】
 川をわたい。(川を渡る。)

わたいお
【意味】
 渡り合う
【由来/語源】
 「渡り合う」の転訛です。
【用例】
 気をつけやいお。てはっちょくっはっちょでわたいおっきた人やっで。(気をつけなさいよ。手八丁口八丁で渡り合って来た人だから。)

わたいどい
【意味】
 渡り鳥・働き場所や住み場所を転々とする人・周りの大人に可愛がられて次から次へと抱かれる赤ちゃん
【由来/語源】
 「渡り鳥」の転訛、転義です。
【用例】
 「わたいどい のやってくる季節だね」(渡り鳥 のやってくる季節だね)

わたっ
【意味】
 渡る
【由来/語源】
 「渡る」の転訛です。
【用例】
 はすわたっ。(橋を渡る。)

わっ
【意味】
 脇
【由来/語源】
 「脇」の転訛です。
【用例】
 まちっと、わっのほさえ、寄らんか。(もう少し、脇の方に寄れよ。)

わっ
【意味】
 割る
【由来/語源】
 「割る」の転訛です。
【用例】
 ちょっしもた!おばっさんのてせちしごらった、茶碗ぬ割っしもた。(ああ、しまった!お祖母さんが大切にしていらした茶碗を割ってしまった。)

わっ
【意味】
 沸く
【由来/語源】
 「沸く」の転訛です。
【用例】
 も、湯がわっで、茶どん飲ん行っきゃんせ。(もうお湯が沸きますから、お茶でも飲んで行って下さい。)

わっ
【意味】
 湧く
【由来/語源】
 「湧く」の転訛です。
【用例】
 みっがわっ。(水が湧く。)

わっか
【意味】
 若い
【由来/語源】
 「若い」の転訛です。
【用例】
 おはんな、わっかなあー。(あなたは若いですねー。)

わっかえっ
【意味】
 沸き返る
【由来/語源】
 「沸き返る」の転訛です。
【用例】
 ホームランで、きゅうじょが、わっかえっ。(ホームランで、球場が沸き返る。)

わっきゃがっ
【意味】
 湧き上がる
【由来/語源】
 「湧き上がる」の転訛です。
【用例】
 雲が、つっからつっ、わっきゃがっ。(雲が、次から次へと、湧き上がる。)

わっさわっさ
【意味】
 さっぱりしているさま
【由来/語源】
 「わさわさ」の転訛です。鹿児島方言は、言葉を縮めるのが、特徴の一つですが、オノマトペの表現では、「ニタニタ」⇨「ニッタニッタ」のように、促音を挿入して、伸ばすことが、しばしばあります。
【用例】
 まこて、わさわさした、つっきゅやし人じゃんど。(本当に、サッパリした、付き合いやすい人ですよ。)

わっぜ・わっぜか
【意味】
 もの凄く・たいへんに
【由来/語源】
 「業(わざ)い」の転訛です。
【用例】
 みても、わっぜか数じゃったど。(見物人もすごい数でしたよ。)

わてっ
【意味】
 渡すの連用形
【由来/語源】
 「渡す」の転訛です。
【用例】
 ぜんぬ、わてっきた。(お金を渡して来た。)

わやっ
【意味】
 冗談
【由来/語源】
 由来は古いことばの「枉惑(おうわく)」です。枉惑はもともと「道に外れた事をして、人を惑わすこと」という意味です。意味が変化して訛って「わやっ」と言うようになりました。 
【用例】
 わやきゆたとい、ほんのこちしやいが。(冗談で言ったのに、真に受けるよ。)

わらすっぼ・わらすぼ
【意味】
 藁しべ
【由来/語源】
 「藁苞(わらすぼ)」の意味です。
【用例】
 わらすぼをひんにてん、わからんで、あとえをすいこどんにわからんごっ、おらんごなっこつ、「すぼをぬっ」ち、ゆとじゃんさ。(わらしべを抜いても、分からないので、後追いをする子供に分からないように、居なくなることを、「すぼを抜く」と、言うのです。

わらっせん
【意味】
 少額のお餞別
【由来/語源】
 由来は「草鞋銭(わらじぜに)」が訛ったことばです。草鞋銭とは旅に出るための草鞋を買うほどのわずかなお金ということで、旅費のための少しの金額のことです。
【用例】
 ちっとじゃっどん、わらっせんのあげんなら。げんきしちょれよ。(少しだけど、お餞別をあげましょう。元気にしていなさいね。)

わらべ
【意味】
 蕨(わらび)
【由来/語源】
 「蕨」の転訛です。
【用例】
 わらべといけいたっきもしたで、ほんのひとこてごあんどん、持っ来もした。(蕨取りに行って来ましたので、ほんの一握りですが、持って来ました。)

わり・わりか
【意味】
 悪い
【由来/語源】
 「悪い」の転訛です。
【用例】
 こんたわり。(これは悪い。)

わる
【意味】
 笑う
【由来/語源】
 「笑う」の転訛です。
【用例】
 わるただいか。「笑うのは誰か。」

わるか・わいか
【意味】
 悪い
【由来/語源】
 「悪い」の転訛です。
【用例】
 わいかた、わいじゃ。(悪いのは、君だ。)

わるかくい・わるかくっ
【意味】
 笑いかける
【由来/語源】
 「笑い掛くる」の転訛です。
【用例】
 だいさあじゃっつろかい?みしたんしの、わらいかくいきやった。(どちら様だったのかなあ?見知らない人が、笑い掛けてこられた。)

わるわすい・わるわすっ
【意味】
 笑わせる
【由来/語源】
 「笑わせる」の転訛です。
【用例】
 こどんの頃かあ、人を笑わすっとが、すっじゃしたで、お笑い芸人は、てんしょっじゃらしもはんめかい。(子供の頃から、人を笑わせるのが、好きだったから、お笑い芸人は、天職なんじゃないでしょうか。)

わるわるい・わるわるっ
【意味】
 笑われる
【由来/語源】
 「笑わるる」の転訛です。
【用例】
 みとんねないをしちょっと、わらわるっど。(みっともない格好をしてると、笑われるぞ。)

われ
【意味】
 笑い
【由来/語源】
 「笑い」の転訛です。
【用例】
 おかしゅして、われがとまらんなった。(可笑しくて、笑いが止まらなかった。)

われかぶっ
【意味】
 笑う
【由来/語源】
 「笑い被る」の転訛です。
【用例】
 われかぶっ、よぐらすすい。(笑って生活する。)

われこっ
【意味】
 悪口
【由来/語源】
 「悪口」の転訛です。
【用例】
 人んわれこっ、ゆめど。(人の悪口を言うな。)

われこっぼ
【意味】
 悪戯坊主・悪戯っ子
【由来/語源】
 「われこっ」は「悪事(わるごと)」の転訛、「ぼ」は人につく接尾語です。
【用例】
 てすけはすけくらわん、われこっぼ(手に負えない悪戯っ子)

われじょご
【意味】
 笑い上戸
【由来/語源】
 「笑い上戸」の転訛です。律令制で、大戸、上戸、中戸、下戸の四等戸の二番目で、6〜7人の正丁(21歳〜60歳までの健康な成年男子)がいる戸を上戸と言い、上戸は、婚礼の時にたくさんの酒を出すことができるので、酒のいける口を上戸と呼び、この上戸が、笑いに付いて、酔って出る笑い癖を表すようになりました。
【用例】
 やまいもほいは、のさんどん、われじょごは、よかと。(酔って管を巻くのは、困るけど、笑い上戸はいいよ。)

われっ
【意味】
 太い木を斧で割った薪
【由来/語源】
 「割れ木」の転訛です。
【用例】
 われか、こしこしかなかったか?(薪はこれだけしかなかったか?)

わればなし
【意味】
 笑い話
【由来/語源】
 「笑い話」の転訛です。
【用例】
 今はきしかどん、やがっちゃ、わればなしなったいが。(今はきついけど、やがては笑い話になるよ。)

わろ
【意味】
 野郎(やろう)。人をののしっていう語。
【由来/語源】
 「わらわ(童)」が変化したことばで、本来は子ども、または召使の子どもの意味。
【用例】
 あんわろは、ずっねわろやっど。(あの野郎は、ずるいやつだぞ。)

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