がらんつ(がらんぴゅ)

意味

目刺。鰯の丸干し。

由来/語源

カラカラに干した鰯の丸干なので、「がらんつ」、「つ」は、接尾語とする説がある一方、九州各地で、「唐人干し」と言われるように、元寇で攻め入った蒙古軍が、神風で浜に打ち上げられて、干からびたとする説もあります。「唐人」の「唐」は、「から」とも読み、これが転訛して、「がらんつ」となったというものです。「つ」は、瘡蓋の意味で、からからに乾燥した薄っぺらい断片を言います。

用例

ふかせたからいもと、がらんつは、ゆ、おもんどなあー。(蒸したサツマイモと目刺しは良く合いますよねー。)