きらし(きらす)

意味

おから(豆腐のカス)。雪花菜

由来/語源

おからは、大豆を絞ったカスなので、切らずに調理ができます。切らずに済むので、「切らず」が語源で、京都を中心とした上方では、現在でも、「きらず」と言います。鹿児島では、濁音が静音化して、「きらす」または、「きらし」と呼ばれます。「おから(御殼)」は、関東の言葉で、空っぽの空に通じることから、鹿児島では、もっぱら、「きらす」と言います。

用例

きっなごときらすんおっけは、んまか。(キビナゴとおからの味噌汁は、美味しい。)